英語でのメールのやりとりや
海外向けSNS投稿をする機会も
多くなってきたこのごろ。
がんばって英作文してみたけど、
すごく時間がかかってしまったり
出来上がった英文に自信が
持てなかったりして、
モヤモヤしてしまうことは
ないでしょうか。
まず、どうしたらいいのかな
変な英文になっちゃいそう
確かに、Google翻訳は、
ときどき機械的な変換ミスで
おかしな英語になります。
優れた翻訳ツールだよ
たとえば、
英作文に慣れてない人が
いきなり英文を書くのは難しいですよね。
それならまず一度
日本語から英語にGoogle翻訳して、
その英文を手直しするほうが
スピードも早いし、
自然な表現になる場合も多いです。
時間がないときに
Google翻訳をよく使います
今回のブログでは、
Google翻訳を用いた英訳のコツを、
具体的にご紹介します。
チェックするための
簡単な方法も教えるよ
目次
日本語→英訳→日本語訳で確認してみる
入力するだけだよ
※日本語・英語が選択肢になければ、
「言語を検出する」から選んでください。
①日本語をGoogle翻訳に入れます
むかしあるところに、
まずしいおじいさんと
おばあさんがいました。
↓↓↓
②Googleが英語に翻訳してくれます
Once upon a time,
With a bad grandfather
There was an old woman.
合っていればね
Google翻訳の作った英語が
正しいかどうか分からないとき、
出来上がった英文を
もう一度日本語に翻訳することで
簡単にチェックできます。
もう一度Google翻訳に
かけるだけです
③確認のため、もう一度
Googleで日本語に翻訳してみます
Once upon a time,
With a bad grandfather
There was an old woman.
↓↓↓
昔々、 悪い祖父と
老婆がいました。
①日本語→②英訳→③日本語訳
とGoogle翻訳してみて、
①と③の日本語の意味がずれている場合は
②の英訳が正しくない場合が多いです。
たまにあります…
ここでは
①まずしいおじいさん
③悪い祖父
が一致しなかったのですが、
これを、
Google翻訳が間違えた
のではなくて、
入力した日本語が、Google翻訳に
正しく伝わっていなかった
のが原因と考えてみます。
Google翻訳にも分かる日本語とは
Google翻訳に
日本語を理解してもらうために
大事なポイントが2つあります。
・できる限り漢字を使う
・正しい位置で改行する
◆なるべく漢字を使う
・やさしい →優しい・易しい
・おこる →怒る・起こる
・あける →開ける・空ける・明ける
・おとなりの →お隣の・音なりの
・ケッペキ症 →潔癖症
すべて漢字にするのがコツです
ひらがな、カタカナだと
まちがいやすいよ
漢字を多用すると、人間には
硬くて読みにくくなってしまうのですが、
Google翻訳は、硬ければ硬い文章の方が
正確に翻訳してくれます。
だと、ひらがなが多すぎて
意味が分からなかったんだね
◆正しい位置で改行する
最初のGoogle翻訳を
よ〜く見てみましょう
もとの文章
むかしあるところに、
まずしいおじいさんと
おばあさんがいました。
↓↓↓
これをGoogle英訳すると
Once upon a time,
With a bad grandfather
There was an old woman.
お気づきでしょうか。
英文が、3行とも大文字で
始まっています。
文章になってるんですね
「まずしいおじいさんと」と、
「おばあさんがいました。」
の3つってこと?
Google翻訳は、一つの文章が
どこから始まってどこで終わっているのか
意味から推測することはできません。
そこで区切っちゃうんですね
不必要な改行をなくしてみると
むかしあるところに、まずしいおじいさんとおばあさんがいました。
↓↓↓
これをGoogle英訳すると
Once upon a time, there was a bad old man and an old woman.
ひとつになったよ
サンプル「鶴の恩返し」
ここまでのポイントを押さえて、
「鶴の恩返し」を英訳してみます。
もとの文章
あるさむいゆきの日、
おじいさんがまちへたきぎを
うりに行ったかえりみち、
わなにかかってくるしんでいる
ツルを見つけました。
↓↓↓
できるだけ漢字にして、不必要な改行をなくす
ある寒い雪の日、お爺さんが町へ薪を売りに行った帰り道、罠に掛かって苦しんでいる鶴を見つけました。
↓↓↓
Googleで英語に翻訳する
One cold snowy day, on the way back from an old man to sell firewood to the town, he found a crane suffering from a trap.
↓↓↓
確認のため、さらに日本語に翻訳する
ある寒い雪の日、老人が薪を町に売るために帰る途中、彼はクレーンが罠にかかっているのを見つけました。
※クレーン:craneは英語で「鶴」という意味です
変なところもありますが…
(特に赤文字のところ…)
なんとなく分かるかな
もとの日本語を、直さずに
そのまま英訳すると
Googleで英語に翻訳
One day, one day
Grandfather firewood to the town
Kaeri Michi, who went to Uri
I’m caught in a trap
I found a vine.
↓↓↓
確認のため日本語に翻訳
ある日、ある日
町への祖父の薪
ウリに行った道かえり
罠にかかった
つるを見つけました。
というわけで、
漢字と改行に気をつけるだけで、
かなり自然な英文になることが
分かります。
◆なるべく主語を入れる
主語を省略することが
よくありますが
それが苦手なんだ
サンプル「吾輩は猫である」
もとの文章
吾輩は猫である。
名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
↓↓↓
Googleで英訳すると
I am a cat.
There is no name yet.
I have no idea where he was born.
↓↓↓
確認のため、これを和訳すると
吾輩は猫である。
まだ名前はありません。
彼がどこで生まれたのか私にはわかりません。
“彼“になってる……なんで?
日本語の文章に主語がないとき、
Googleには、主語にまつわる
性別も人数も分からなくなります。
前後の文章から推察する
ことができるんですが…
できないんだね
英語には主語が必要な場合が多いので、
そんなときGoogleは仕方なく
「He、She、I」
などから適当に選んでしまいます。
“I”になったり”He”になったり
しちゃうんですね
主語を入れておけば、
こういったミスが防げます
もとの文章に主語を足してみると
吾輩は猫である。
吾輩の名前はまだ無い。
吾輩がどこで生れたか吾輩にはとんと見当がつかぬ。
↓↓↓
Googleで英訳すると
I am a cat.
I don’t have a name yet.
Where I was born I have no idea.
↓↓↓
確認のため、これを和訳すると
吾輩は猫である。
私はまだ名前を持っていません。
どこで生まれたのかわかりません。
文章になりました
自然な表現に変わったね
Google英訳の精度を上げるために
できるだけ漢字を使って
改行の位置に気を付けて
主語を入れることで、
ほとんどの日本語の文章は
「だいたい意味が通じる」
レベルまで英訳できます。
正しくて分かりやすい日本語を
作ることが大切です
うまく訳せないことが
多いです
使っていくうちに、
Google翻訳が得意なことと
不得意なことがだんだん
分かってくると思います。
完了形などの時制、
擬音語や擬態語なんかは
苦手なんだよ
冠詞(a/an/the)は自分で
手直しするしかないし
登場人物が複数になると
混乱したりしますね
まだ発展途上なGoogle翻訳には
苦手なことがあります。
そこは、人間が助けてあげる
必要があります。
形容詞に置き換えてあげよう
・キラキラする → 輝く
・ポカポカした → 温かな
・ぺちゃくちゃ話す → よく喋る
翻訳できないときは、
2つ〜3つの文に
分けてみましょう
主語と述語を入れると
きれいな英文になるよ
先生が難しい話ばかりするので、うとうとしてしまった。
↓↓↓
先生は難しい話ばかりしていた。それで、私は眠くなってしまった。
時制については、
勉強するしかないけど
色々なことが英語で
伝えられるようになると
いいですね。