外国の人に、英語で場所を説明するって、難しいですよね。
自分のスマホでGoogleマップを見せても、日本語表記だと相手が読めなくて、分かってもらえなかったりします。
そんなとき、自分と相手の両方の言語で書いてある地図があれば伝わりやすいのに、と思ったことはありませんか。
実は、Googleマップには「日本語と、もうひとつ他の言語」の2つの言語で表示できる機能があるんです。
「日本語と英語」とか、「日本語とフランス語」とか。
日本国内のGoogleマップでは、英語や中国語、韓国語の情報が充実しています。
せっかく外国語で作った地図のデータがあるなら、使ってみたいですよね。
このブログでは「日本語以外の言葉を使ったのGoogleマップの作り方と、その使い方」を紹介します。
(2020年6月現在のやり方です)
目次
①まずは「英語+日本語」の地図を作ってみよう
やり方はとても簡単です。
あなたがこのページを見ているのがパソコンの場合はhttp://maps.google.com/?hl=en&gl=jpをクリックしてください。
あなたがこのページを見ているのがスマホの場合は「http://maps.google.com/?hl=en&gl=jp」
をブラウザにコピペしてください。
すると、英語と日本語の併記されたGoogleマップが表示されます。
以上が「英語と日本語のGoogleマップ」の表示のさせかたです。
「英語と日本語のGoogleマップ」の使い方ですが、いつも日本語のGoogleマップを使っている方法と同じです。
見た目は英語ですが、日本語で検索できますし、ナビなどの操作も(英語であること以外は)いつもと全く変わりません。
ちなみに日本語で「京都駅」を検索したのが上の地図です。
すぐ使えるようにしておくのがコツ
よく外国人に道案内をするなら、このGoogleマップのページにとりあえずブックマークを付けておいくといいかもしれません。いつでも「英語と日本語地図」を出せるようにしておくと、安心です。
②「英語以外の言語+日本語」のGoogleマップを作ってみよう
英語以外の言語(例えばロシア語とかドイツ語とか)を表示したいときは、
上記のアドレスの「en」の部分に「各言語のコード(後述)」を入れると、他の言語に切り替えることができます。
ロシア語を例にするなら、英語のコード「en」の位置に、ロシア語のコードである「ru」を入れます。
http://maps.google.com/?hl=en&gl=jp
↓↓↓
http://maps.google.com/?hl=ru&gl=jp
あなたがこのページを見ているのがパソコンの場合は、
http://maps.google.com/?hl=ru&gl=jp
をクリックすると、「ロシア語と日本語」のGoogleマップが表示されます。
あなたがこのページを見ているのがスマホの場合は、ブラウザに
「http://maps.google.com/?hl=ru&gl=en」をコピペしてください。
「ロシア語と日本語」のGoogleマップが表示されたら、あとは普段のGoogleマップと使い方は同じです。
見た目はロシア語ですが、日本語入力もできます。
たとえば、「京都駅」を検索すると、こんな地図が出ます。
主要な言語コードと、それを使ったGoogleマップ
・中国語(簡体):zh-CN または zh
http://maps.google.com/?hl=zh-CN&gl=jp
・中国語(繁体):zh-TW
http://maps.google.com/?hl=zh-TW&gl=jp
・韓国語:ko
http://maps.google.com/?hl=ko&gl=jp
・フランス語:fr
http://maps.google.com/?hl=fr&gl=jp
・ドイツ語:de
http://maps.google.com/?hl=de&gl=jp
・イタリア語:it
http://maps.google.com/?hl=it&gl=jp
・スペイン語:es
http://maps.google.com/?hl=es&gl=jp
スマホから表示させたい場合は、コピペしてください。選択するのが難しいときは、「ちょっと行数多めに選択してから減らす」とうまくいきます。
もっと詳しく世界の言語のコードが知りたいときは、「言語サポート」で検索してみてください。
③「日本語以外の2言語」のGoogleマップを作ってみよう
日本語以外の2言語というのは、例えば「ロシア語と英語」とか「イタリア語とフランス語」が表示された地図のことです。
今回は、「ロシア語と英語」のGoogleマップを表示してみましょう。
あなたがこのページを見ているのがパソコンの場合は、
http://maps.google.com/?hl=ru&gl=en
をクリックすると「ロシア語+英語」の地図が現れます。
あなたがこのページを見ているのがスマホの場合は、ブラウザに
「http://maps.google.com/?hl=ru&gl=en」をコピペしてください。
ちなみにここで「en」「ru」の部分を書き換えれば、他の言語にも対応できます。
http://maps.google.com/?hl=ru&gl=en
「en」の部分は、「その国や地域から検索した」という状態を作っていて、
「ru」の部分は、ページを表示する「言語」を指定しているそうです。
つまりこの場合、「英語圏に住んでいる人が、ロシア語で検索している」という状況をGoogleは作っているわけですね。
「ロシア語+英語」の地図をどんな時に使うかというと、
ちなみに「ロシア語+英語」のマップで日本の地名を検索しても、あまりにロシア語の情報が少ないため、単なる「英語と日本語」の混じった地図になってしまいます。
そこで、ロシア語情報の多い都市、ニューヨークを検索してみました。
【小ネタ】Googleに他言語の地名を提案しよう
他の言語で日本国内を検索していくと、まだまだ、日本語の表示だけのところが多いようです。
これだと、日本語が読めない外国の人にとっては「表示されているけど意味はない」という情報になってしまいます。
そこで、面白い話があります。
ほとんど知られてないんですが、
実は、Googleマップって、一般人から「情報の追加を提案する」ことができるのだそうです。
つまり、自分の住む町や、お気に入りの店や地名について、こちらからGoogleに外国語表記を提案できるらしいのです。
そして、Googleがその外国語表記を「適切な情報」と認めれば、割とすぐにGoogleマップで採用されるとのこと。
興味がある方は、下のリンクに詳しい方法が書かれていますので、試してみてください。
Googleマップで英語名表記をして観光インバウンド対策する方法
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