ホームセンター「B&Q(ビーアンドキュー)」に連れて行ってもらいました。
B&Qはイギリスの会社ですが、DIYの会社としてはヨーロッパ最大、世界では第3位だそうです。
以前にも、WilkoやB&Mなどの、何でも売ってる雑貨屋さん的なホームセンターには行ったことがありましたが、
ガチガチのガテン系のホームセンターは初めてでした。
目次
1 イギリスのホームセンターB&Qは巨大。そして日用雑貨はない
写真では伝わりにくいですが、店内は大人の身長の3倍はある天井高と、
突き当たりの壁が見えないほど、広い奥行きがあります。
置いてある商品はガーデニングとDIY、インテリア関連のみ。
つまり、コーナンみたいに台所用の洗剤や鍋があったり、カー用品があったりしませんでした。
ストイックに、ひたすらDIYに関する商品が集められていて、それぞれがすごい品揃えなのです。
スイッチやコンセント用のカバーパネルだけでも、大きな棚を一列うめるほどの種類の多さでした。
↑※ところどころ黄色く見えるのは、向かい側の商品が映り込んでます
日本だと、コンセントカバーは木目調や色柄付きなども時々ありますけど、
イギリスではほどんどがシルバーだそうです。
家のデザインで「変わったことをしない」というのもイギリスの建築物の特徴かもしれません。
2 ドアも窓もトイレの便器も売っている
ドアとか窓、トイレの便器まで売っていたのにも驚きました。
けっこうしっかりとした造りのドアが1枚25ポンド(3,500円)くらいからありました。
平均価格はだいたい80ポンド(11,000円)前後みたいです。
取手や蝶番はついておらず、別売です。
取り付け加工も自分でしなければいけないのですが、その代わりに、自分の好きな取手を選べます。
そういえば、イギリスの通販のTV番組で、セキュリティ用の玄関ドアノブを売っているのを見たことがあります。
それも「簡単取り付け」がウリで、自分で付け替えるものでした。
携帯電話のアプリで操作するようなハイテク仕様のドアノブでしたが、
小箱に入って郵送されてきて、家の人がドライバーで取り付けてました。
3 ホームセンターにリフォームを頼める
B&Qはホームセンターなんですが、リフォームの請負もしています。
リフォームのキッチンのサンプルが、実寸でいろいろ置いてありました。
イケアのように、実際の部屋のようになっていて、中を歩けるところもありました。
キッチンのサンプルの横には、シンクが壁にずらりと並べてありました。
蛇口や取手の見本もいろいろありましたが、デザインというか、ほぼ機能で選ぶ感じです。
用途に合わせて選べるのがいいと思いました。
4 触って確かめられる電動工具の品揃えがハンパない
B&Qで特にすごいと思ったのが、電動工具のエリア。
実物がたくさん並んでいて、重さや使い心地など、実際に触って確かめられるのです。
マキタなどブランド品の横には、おそらくアジアの製品と思われる安い工具もありましたし、
「Erbauer」という、B&Qの自社ブランドのシリーズもありました。
用途別に分けて置いてあり、比べやすかったです。
ちなみに、サンプルを置けないような大きなものは、店頭取り寄せかインターネットで購入できるようになっています。
例えば芝刈り機だと40種類くらいネット販売されています。
5 余剰商品は寄付される
購入した木材をカットしてもらえるサービスは日本のホームセンターにもありますが、
B&Qでは最初の15カットまで無料。
しかも、建物の奥にはビルダーのためのエリアがあって、
音や汚れなどを気にせずに、好きなだけ日曜大工できるようになっています。
さらに、余った木材は、施設などに寄付できるそうです。
店舗の売れ残りの商品も、地元のコミュニティグループに寄付されるとか。
傷や欠けのある商品などは、学校で使ってもらったりもするそうです。
家に対する価値観の違い
そもそもイギリスでは、家の価格は「中古物件なら、築年数が古いほど高い」という傾向があります。
地震のある日本では、古い家は、大きな地震を経たというだけで敬遠されてしまいます。
それに対し、地震のほぼないイギリスでは、
しっかりとした家を買って、大事に手入れして長く住むのが良しとされているそうです。
そのため、家そのものよりも時代の変化が大きいキッチンは、リフォームされることが多いとのこと。
質実剛健なイギリスのDIYの姿勢を見せてもらい、勉強になりました。
ホームセンターやスーパーマーケットは、その国の暮らしや、人々の考え方が分かるので面白いです。
イギリスのスーパーも、いつかご紹介したいと思っています。
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