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イギリスでボランティアをするときの、申し込みから活動開始までの流れ

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私はイギリスで1年間、身体障害者施設に住み込みでボランティアをしました。

そのときの体験談は、「お金もないし若くもない、でもイギリスに住んでみたい人に勧める、ボランティアという方法」に書いています。

 

美しい自然に囲まれた田舎で、古いお屋敷の屋根裏部屋に住み、

本格的なイギリスのごはん(※おいしいです)を食べ、

利用者さんと遊んで暮らしていました。

 

とても楽しかったので、日本に帰ってからそのことを話すと、

どうやって施設を見つけたの?どうしたらボランティアできるの?」

と聞かれることがありました。

Bee
Bee
ボランティアはしてみたいけど、いったい何から始めたらいいのか分からないよ・・・
私も最初はわからなかったんです。調べてみたらやり方は2つあって、だいたい語学学校の申し込みと同じみたいです
Akiko
Akiko

つまり、この2択

エージェントに、仕事や住む場所を手配してもらう

自分でボランティアする場所を探して、直接申し込む

 

簡単なのは①のやり方で、私の場合もエージェントを利用しました。

ただし、最近は受け入れ先が減っているそうなので、エージェント経由でもすんなりと決まらない可能性があります。

もしワーキングホリデーなどを利用する場合で、ビザの心配がない場合なら②でもいいかもしれません。

 

ボランティアを紹介してくれるエージェント

英語での交渉に慣れていない場合は、日本語である程度まで進められるので、エージェントを通す方法がおすすめです。

手数料はかかりますが、ややこしいビザ申請の手続きなどが、比較的スムーズにすすめられます。

また、現地で困った時に相談することができるなどのメリットがあります。

Akiko
Akiko
WWOOFは正確にはエージェントと言えるのか分かりませんが、「特別サポート」コースを選べば、比較的丁寧に相談に乗ってもらえるそうです

 

ボランティアを紹介してくれるチャリティ団体

費用を安く抑えたいなら、イギリスのチャリティ団体に直接交渉する方法があります。

日本のエージェントが仲介しない案件もあるので、選択肢も増えます。

ワーキングホリデービザなど、自分でビザの手配をできる場合や、

観光ビザでも参加できる短期間のボランティアを選ぶ場合におすすめです。

ただし、ビザの種類によって実際に働けるかどうかは異なりますので、事前にチェックしてください。

Bee
Bee
イギリスのビザの仕組みはしょっちゅう変わるから、気をつけてね

以下のサイトは全て英語です。

・
The Conservation Volunteers:https://www.tcv.org.uk/

・Oxfam
 International:https://www.oxfam.org/en/what-we-do/countries

・Volunteering Matters:https://volunteeringmatters.org.uk/

Akiko
Akiko
CECが窓口になっている「Volunteering Matters」ですが、直接申し込むならこちらです

 

イギリスで、ボランティアに求められる人材とは

Bee
Bee
本当にぼくにもできるのかな・・・ちょっと不安

見知らぬ土地で、言葉も分からない中で、長く暮らしていくことは誰でも不安を感じるもの。

私も行く前はとても心配でした。

それに、サービス業で働くことになりますので、人によって向き不向きはあると思います。

Akiko
Akiko
実際に私のまわりでも、途中で挫折して、帰国していく人もいました・・・

 

ただ、数週間ごとにクラスメイトの入れ替わる語学学校とは違い、

長く一緒に生活することで人間関係を深めていくことができます。

旅行などでは見えてこない、普通のイギリス人の暮らしが分かります。

体験を通じてイギリス文化を学びたい人には、本当におすすめです。

 

イギリスの福祉施設がボランティアに求めること

※こちらは2014年時点のCECの例です。施設やエージェントなど条件により異なります。

・年齢はだいたい43歳くらいまで

健康で、積極的に働くことができること

・TOEICスコアが500点〜600点程度以上あり、日常英会話ができること

・現地に半年〜1年間滞在できること

Bee
Bee
TOEICのスコアは、意外と低くてもいいんだね
英語がペラペラな必要はないけど・・・話せたら話せるほど現地の生活が楽しめるので、英語はできるだけ勉強してから行ったほうがいいです!!(←実感)
Akiko
Akiko

 

エージェントが決まってから、その後にしたこと

①ビザの申請用の書類を用意する

ビザ申請の書類はウェブサイトで入力するものと、紙に記入するものの2種類ありました。

英語で指示された項目に全て英語で記入しなければならず、記入事項に間違いがあれば許可が下りないため、エージェントに内容をチェックしてもらいました。

推薦人にサインしてもらう項目もありましたので、職場の上司に頼みました。

 

②無犯罪者証明を取る

「犯罪者ではない」と証明する必要があったので、京都府警へ行って渡航証明を出してもらいました。

指紋を採取されたり、発行後の受け取りにも行かなければならず、いろいろと緊張しました。

 

③スカイプ面接を受ける

イギリスのボランティア団体とのスカイプ面接は、時差の関係で深夜に行われました。

事前に安いマイクを探して購入したり、スカイプの設定をしたりして用意をしました。

面接では、ボランティアをしたい理由を聞かれ、家族構成などを話したりして、10分くらいで終わりました。

ここでは英語のレベルを確認すると同時に、きちんとコミュニケーションを取れるかどうかを見られるようです。

 

④ビザ申請センターで手続きをする

Bee
Bee
ビザの発行は、気をつけなければいけない事がたくさんあるよ

・ビザの申請は全ての書類を整えてから、大使館か英国ビザ申請センターに予約をした上で、窓口に提出することになります。

あと、大使館と英国ビザ申請センターは東京と大阪にしかありません。

・申請時にはパスポートを預ける必要があります。

・ビザはフィリピンのマニラで発行されることになっており、時間がかかります。

・ビザの受け取りは、発行後に直接センターに取りに行くか、有料で郵送の手続きを取ることができます。

 

⑤飛行機のチケットを取る

これは、エージェントに頼んでもよかったのですが、安いチケットを探したかったので自分で手配しました。

ボランティア開始時期よりも早めにイギリスへ入国してもいいのですが、出国日は厳密に「入国日の1年後まで」と決まっているので、気をつけないといけません。

 

Akiko
Akiko
このほかにも、保険の手続きとか、荷造りとか、区役所に行ったり、バタバタでした

 

イギリスに行ってから、ボランティアが始まるまでにしたこと

まず最初はロンドンに行き、語学学校で4日間のガイダンスを受けました。

午前中は英語の授業、午後はボランティア活動に必要なこと

たとえば基本的なマナーとか、気を付けるべきことなどを学びました。

Akiko
Akiko
教育ビデオも見せてもらったんだけど、それが”ウォレスとグルミット”で有名なアードマン作品でした
さすがイギリス!
Bee
Bee
Akiko
Akiko
カリキュラムもしっかりしていて、ボランティアの受け入れに慣れている感じでした

1週間ロンドンでホームステイしながら過ごし、翌月曜日に、イングランド北部のボランティア先へ移動しました。

 

このとき電車移動だったので、電車の切符は移動の当日に買ったのですが、それで痛い目に会ってしまいました・・・

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